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サイトイの語れるだけ語るブログ。ジャンルは★ロック★映画★文学★

中島敦『文字禍』~あらすじを読む~

あらすじ 毎夜、図書館でひそひそと怪しい声がしている。治世第二十年目のアシュル・バニ・アパル大王は、碩学ナブ・アヘ・エリバ博士に事の真相をについて調べるように命じる。 文字の霊はいるのだろうか? 碩学ナブ・アヘ・エリバ博士は考え始める。ナブ・…

レ・ミゼラブル(2012年)

監督: トム・フーパー 出演:ジャン・バルジャン:ヒュー・ジャックマンコゼット:アマンダ・セイフライドファンテーヌ:アン・ハサウェイジャヴェール:ラッセル・クロウ 2012年/イギリス/158分 とても素晴らしい作品でした。映画館で見て良かった。2018年…

梶山季之『せどり男爵数奇譚』

『せどり男爵数奇譚』は、笠井菊哉が主人公として登場します。 『ビブリア古書堂』の登場人物の中に笠井菊哉という人物が登場しますが、これは、『せどり男爵数奇譚』からとられています。 『せどり男爵数奇譚』は、一九七四年に『オール讀物』1月号 から 6…

『ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~ 』から古書の逸話まとめてみました

第一話 ロバート・F・ヤング『たんぽぽ娘』(集英社文庫) 『たんぽぽ娘』は他の文庫にも収録されているが、書名にたんぽぽ娘と入っている『たんぽぽ娘 海外ロマンチックSF傑作選②』が一番珍しい。現在は絶版文庫。 たんぽぽ娘―海外ロマンチックSF傑作選2 (198…

『ビブリア古書堂の事件手帖2  栞子さんと謎めく日常』から古書の逸話まとめてみました

第一話 アントニイ・バージェス『時計じかけのオレンジ』(ハタカワ文庫NV) ビブリア古書堂の常連客である小菅奈緒が、ビブリア古書堂に相談をしてくる。小菅奈緒の妹ガ書いた読書感想文「『時計じかけのオレンジ』を読んで」にまつわる物語。問題作とも…

小山清『犬の生活』 ~あらすじ・心に残る一文~

概要 「私」が捨て犬・メリーと出会う物語。メリーは、妊娠していた。子犬が産まれるまでの「私」の徒然日記である。 心に残る一文 私はその犬を飼うことにした。「神様が私にあなたのもとへゆけと告げたのです。あなたに見放されたら、私は途方に暮れてしま…

小山清『夕張の宿』 ~あらすじ・心に残る一文たち~

夕張の宿 作者: 小山清 発売日: 2017/11/10 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 小山清 太宰治の徒弟として知られています。1952年(昭和27年)に『新潮』発表の「落穂拾ひ」などのほかに、『文學界』に発表した「小さな町」を発表。私小説で作…

『ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~』から古書の逸話まとめてみました

鎌倉の片隅でひっそりと営業をしている古本屋 「ビブリア古書堂」。古書店主・栞子が古書にまつわる謎と秘密を解き明かしていく物語。 第一話 夏目漱石『漱石全集・新書版』(岩波書店) 本を読めない「体質」の五浦大輔は、亡くなった祖母の『夏目漱石全集…

小山清『落穂拾い』 ~あらすじ・心に残る一文~

落穂拾ひ・聖アンデルセン (新潮文庫) 作者: 小山清 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1955/11 メディア: 文庫 クリック: 398回 この商品を含むブログ (2件) を見る 小山清 太宰治の徒弟として知られています。1952年(昭和27年)に『新潮』発表の「落穂拾ひ…

夏目漱石『門』 ~あらすじ・心に残る一文~

概要 宗助は、かつての親友である安井の妻である御米を得たが、その罪ゆえに、ひっそりと暮らさざるをえなかった。やがて安井の消息が届き、大家の坂井のもとを訪れることを聞く。宗助は救いを求めるために鎌倉へ向かい参禅したが、結局悟ることはできず帰宅…

『ビブリア古書堂の事件手帖 ~扉子さんと不思議な客人たち~』から古書の逸話まとめてみました

古書店主・栞子が娘の扉子に本にまつわるエピソードを語ります。『ビブリア古書堂の事件手帖』のシリーズ完結作の後日譚で、栞子が結婚し、その七年後から始まります。2018年秋が舞台です。 第一話 北原白秋 与田準一編『からたちの花 北原白秋童謡集』 強盗…