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山椒大夫(1954年)|感想・レビュー

監督: 溝口健二
 
出演:田中絹代 花柳喜章
1954年/日本/124分
 

神保町シアターにて、『フィルムとデジタルで甦る名作の世界』として『細雪』との2本立てて鑑賞してきました。

 

話が、重いっ。とにかく最後までとてつもなく重めのストーリー。観終わって出た最初の言葉は「重っ」でした。

『舞姫』の作者、森鴎外原作の『山椒大夫』。ストーリーは平安時代の末期で、優雅ではなく殺伐とした時代。

陸奥国の掾であった平正氏の妻と子供は、旅の途中に、人買いに騙され、妻は、遊女にされ、子厨子王と安寿の姉弟は、奴隷として離ればなれになった。

なかなか極悪と非道の世界の物語でした。

 

入水シーンは美しかった。

笹の葉の合間に見える安寿が美しかった。

 

どうも逗子王に感情移入ができなくて、なんでそんなことするの?のはてななシーンが多かった。

お触れを出すシーンは、もう少しうまくやればいいのい、と思ったら、法を定めてすぐ辞任したー!と驚いた。

 

溝口は、この作品で、三年連続ヴェネチア映画祭入賞を果たし、"世界のミゾグチ"となったそうです。

 

山椒大夫 [DVD]

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2019.3.21 神保町シアターにて。